何点がいい点数??
点数だけではわからない!
ご覧いただきありがとうございます。今回はテストの点数についてのお話です。この記事は、この点数だからいいとか、この点数以下はだめだとか、評価するためのものではありません。点数の先にあるものを見るための内容です。
(小学生)80点ってどんな点数?
まず、テストで80点と聞くとどのようなイメージでしょうか?小学校、中学校、高校で大きく意味は異なりますし、平均点によっても80点の評価は変わります。そうであるにも関わらず、平均点や偏差値もわからない状態で小学生はテストを受けます。もちろんテストの種類にもよるのですが、多くの小学校で行っているテストを見ていると、80点という点数は決して、安心できる点数ではありません。まず大切なのは、間違えている内容です。ケアレスミスなのか、ただわからずに解けなかったのか。ここは多くの方がチェックするのではないでしょうか?しかし、小学生の場合、大切なのは丸のついた80点のうち、しっかり理解しているのは何点なのかというところです。丸がついていると、どうしてもそこに満足してしまい、気にすることを忘れてしまいがちです。なぜ、丸がついている部分のを気にしなければならないのかというと、算数のテストなどは問題を読まなくても、書いてある数字だけを見て、計算して答えに導くこともできるのです。そのため、本来理解のできていない文章題なのに、正解できてしまうということが多く起こるのです。小学校のうちはそれなりに点数が取れていたのに、中学校に入ると、一気に点数が取れなくなってしまったという状況は、このような形で問題を解いてきているパターンが非常に多いです。そのため、できているところもしっかり理解してできているのか、それとも、なんとなくといて丸がついているのかをちゃんと見分け、状況にあった学習をしていくことが大切なのです。もちろん、家庭では判断が難しいケースも多いので、こういった学習の理解度を見定めてお伝えするのも私たち塾の大きな役割の一つなのです。
(小学生)100点取れていればいい?
テストで満点を取れているのはもちろん素晴らしことです。しかし、100点を取れるようになったということは、それ以上の問題にチャレンジすることもできるということです。一人一人の強みを伸ばすために問題に接していくのもよし、ウィークポイントをカバーする演習をするもよし、学校のテストで満点が取れていたとしても、伸び代はまだまだあるのです。100点を取れたことはちゃんと評価して、その先の可能性を伸ばしていくことがとても大切なのです。小学校で扱う内容は限られているので、必要に応じて、受験するかしないかに関係なく、思考力の養成のためにちょっと頑張ったらできる問題にチャレンジする機会を設けていくことも大切なことなのです。